中国経済スパイ 、米国、日本含む数百社が標的に-

あらゆる情報が盗まれる。世界の超大国になろうと・・!

NO.8732654
多様多層的な中国経済スパイ
多様多層的な中国経済スパイ
■あらゆる製造業を標的に大学院生や研究者も工作員
次世代通信規格「5G」を含む次世代テクノロジーや、新型コロナウイルス感染症のワクチン研究関連の情報、知的財産の窃盗をめぐり、米中の覇権争いの激化がクローズアップされている。

米国のほか、日本を含む企業数百社が中国スパイの標的になった。

7月上旬、米国連邦捜査局(FBI)のレイ長官は中国政府によるスパイ活動と盗用行為について、「中国はどんな方法を使っても世界唯一の超大国になろうと、国家的な取り組みを進めている」と述べた。

我が国も特に情報と知的財産、そして経済の活力を脅かすもの―中国経済スパイの脅威―に対して理解を深め、効果的な対応を示したい。

中国の脅威は経済的安全保障への脅威であり、ひいては国家安全保障への脅威だ。

■企業内に共産党「セル」
中国からの脅威の第一点は、いかに多様で多層的なものであるかだ。

物理的な窃盗、サイバー攻撃をはじめ、内部関係者まで利用する幅広い手法と技術を駆使している。

自国の諜報(ちょうほう)機関だけでなく、国有企業、表向きは民間企業、大学院生や研究者、他の幅広いアクターを通じ、イノベーションを盗んでいる。

上場企業、中小企業、政府や学術機関からハイテクや農業、大学の最先端の研究に至るまで、ターゲットとする分野や規模も多様化しており、標的は防衛分野の企業、技術革新や研究開発だけではない。

米や野菜の種子からさまざまな用途のソフトウエア、ハイエンドの医療機器まで、あらゆる製造業を標的にしている。

コストや価格情報、内部戦略文書、大量の個人情報など、競争上の優位性が得られるものなら何でも狙う。



【日時】2020年08月06日
【ソース】ビューポイント
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