皆さんの家は、固定電話をお持ちだろうか。昔は必ずどこの家にも固定電話があったが、2022年現在は爆発的なスマホの普及に伴って、固定電話を持たない家庭も多くなっている。
今日は、スマホアプリを使ったお手軽な節約術などを日々発信しているインスタグラマー・あつゆう|スマホ+WiFi代節約のプロ@yuki_sumahoさんの投稿『知らないと危険…2024年 固定電話終了!?』について、皆さんにご紹介しようと思う。
あつゆう|スマホ+WiFi代節約のプロさんは、先日Instagramへ2024年に終了する固定電話について解説した画像を投稿した。
こちらの投稿には多くの「いいね！」が付いており、インスタ上で話題となっている。
それではさっそく、この投稿について詳しく解説していこう。
なぜ、2024年に固定電話が終了してしまうのだろうか。あつゆう|スマホ+WiFi代節約のプロさんの投稿によると、需要が減って維持が困難になったということが終了の原因としてあげられている。
（画像は「あつゆう|スマホ+WiFi代節約のプロ（@yuki_sumaho）」さん提供）
（画像は「あつゆう|スマホ+WiFi代節約のプロ（@yuki_sumaho）」さん提供）
さらに、安価な光回線の普及も追い打ちとなり、固定電話には欠かせないメタル線を保守することができる技術者も、年々、不足傾向にあるそうだ。
『サザエさん』の家では、昔ながらの固定電話がたびたび登場するが、このタイプの電話を普段から使っているという人は、もうかなり少なくなったのではないだろうか。
実は電話には、二種類の回線が存在する。ひとつはメタル回線と呼ばれるもので、通信用の銅線ケーブルに電流を通すことで、音声やデータを伝達する仕組みの回線だ。もう片方の光回線は、光ファイバーと呼ばれる透過率の高い石英ガラスやプラスチックなどで作られた光の伝送路を伝ってデータをやり取りする回線のことである。
光回線はメタル回線よりも高速での通信が行えるほか、ノイズの影響も少ない。
NTTの理想としては、現在使われているメタル回線をすべて光回線に変えたいのだろう。しかし、光回線が通っていない家庭というのも、実はまだ結構たくさんあったりする。そのため、各ご家庭における固定電話のメタル回線に関しては、NTTが局内の設備をIP網に移行するという方法を取るそうだ。
（画像は「あつゆう|スマホ+WiFi代節約のプロ（@yuki_sumaho）」さん提供）
（画像は「あつゆう|スマホ+WiFi代節約のプロ（@yuki_sumaho）」さん提供）
（画像は「あつゆう|スマホ+WiFi代節約のプロ（@yuki_sumaho）」さん提供）
メタル回線自体は廃止になることが決定したが、メタルIP電話というものに置き換わる。そのため、現在お持ちの固定電話が急に使えなくなる、ということはないので安心してほしい。
NTTが局内の設備をアップデートするという方法で解決を図るので、メタル回線が廃止されても、ユーザー側になんらかの新たな手続きや電話機本体の買い替えが発生するということもないようだ。
基本的には、今まで通り電話を使い続けられるのだが、2024年以降の固定電話においては、内部のシステムがメタル回線と光回線の中間のような感じの位置付けになるだろう。
固定電話のメタル回線廃止後は、「短縮ダイヤル」や「INSネット（デジタル通信モード）」、「でんわばん」などの各種サービスが提供終了となるそうだ。もしも、現時点で頻繁に利用しているサービスがあるという方は、なるべく早めにNTTのホームページをチェックしておこう。2024年1月の切り替わりにともない、料金体系も変わるので、そちらも合わせて見ておくのがオススメだ。
時代とともに家電も大きく進化していく。昔ながらのメタル回線が廃止になるのは少し寂しいが、そもそも電話だけでなく、ネットも見られる端末が手のひらの中に納まる今、固定電話がまだ市場から消えていないということの方に驚くべきかもしれない。
最近では、固定電話からファックスを送り合う文化も減ってきたように思う。ファックスに取って代わる、便利なメールやチャットツールが普及したので、これも一種の時代の流れなのだろう。
誰でもはじめて触るものは不安だが、いくつになっても常に新しいものを柔軟に受け入れ、適宜、活用していきたいものである。
※サムネイル画像（Image:「あつゆう|スマホ+WiFi代節約のプロ（@yuki_sumaho）」さん提供）
