【21日夜、木星と土星が大接近】397年ぶり並んで輝いている様子 肉眼でも観察可能。

22日、午前3時頃が最接近。

NO.9112863 2020/12/20 22:07
木星と土星が接近中、12月21日夜は397年ぶりの大接近 肉眼でも観察可能
木星と土星が接近中、12月21日夜は397年ぶりの大接近 肉眼でも観察可能
今月は日没後の南西の空に木星と土星が列んで輝いている様子が見られています。

その中でも明日21日(月)には、397年ぶりという「超大接近」の様子を観測可能です。

今日もかなり近づいた様子が見られますので、ぜひ肉眼で観察してみてください。

■最接近時は「満月の直径の約5分の1」
この時期、木星と土星は日の入り後の南西の空に見え始め、夜のはじめのうちに西の空へ沈んでゆきます。

最接近は22日(火)の午前3時頃のため、日本では明日21日(月)の日の入り後が観測のチャンスとなります。

最接近時には約0.1度(6分)まで近づく超大接近で、その近さは満月の直径の5分の1程度ということになります。

木星や土星は肉眼でも十分観察可能な明るさですが、天体望遠鏡で見ても同一視野に入るほどの近さです。

木星を天体望遠鏡で観察したことのある方だと、4つのガリレオ衛星を見たことがあるかもしれませんが、それらと似たような距離に土星を見ることが出来るわけです。

木星と土星は約20年周期で接近しますが、これほどの大接近となるのは1623年以来のことで、実に397年ぶりとなります。

次回、これだけ近づくのは60年後の2080年になります。

なお「接近」と呼んでいますが、実際に2つの惑星が近づいているわけではなく、地球から見たときの方向が同じになり、近づいて見えるというわけです。

■肉眼での見え方は想定不能!? 沈む間際がポイント
今回、接近の様子が肉眼でどう見えるかが天文関係者の間で話題となっています。

木星は薄明の空でも明るく輝く惑星で、土星も肉眼で容易に観察出来るほどの明るさをもっています。
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【日時】2020年12月20日 18:05
【ソース】ウェザーニュース


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